最近、BTS(防弾少年団)がおもしろい。
以前までは『防弾少年団』という名前で活動していた彼らですが、
先日の日本でのラジオに出演した際には、自己紹介の際に
『ぼうだ…BTSの!ジミンです』
『BTSです!』
と言い直していたのが記憶に新しい。
バンドネームもワールドワイドで覚えやすい名前に変更しているということは、狙っている市場がもはやアジア圏だけでない事を表しているようにも思います。
今回は、今まさに破竹の勢いでヒットを飛ばしている彼らの魅力について、ボクなりの視点で考えていきます。
DOPE という楽曲
実は、もともと『DOPE』が出た頃に一度ハマっていた経緯があります。
YouTubeで公開されている MV は2018年初頭の時点で 2億回を遥かに超える再生数を誇っているので、世界にどれだけの影響を与えている楽曲なのかが容易に想像できますね。
ひとたび MV を見れば強烈なダンスに釘付けになることは必至だが、歌詞も興味深いものだった。
一晩中仕事してた
お前がクラブで遊んでる間
遊んでないで聴けよ
俺はハンパない
※意訳
3放世代? 5放世代?メディアは俺たちの芽を勝手に潰そうとする
何でまだやってもないのにそんな事できるんだ
※抄訳
日本の「悟り世代」…現実を悟ってしまい、高みを目指すことを諦めた若者世代…に似ている
大人たちやメディアが「最近の若者は高い志がなくなった」と勝手に決めつけたり、
若者が成功するチャンスを与えようとしなかったりする…
という事を言っているように見えます。
こうして見ると社会批判ソングの側面が垣間見れるのですが、おそらくこの歌の要点はそこではありません。
低俗な、または何も価値を生まない行動に時間を費やすな。
他人に「お前は意志がない」だとか「やる気がない」などと言わせるな。
といった風に、『俺たちのスタイルをよく見て、成功を、夢を諦めるな』という若者への激励、鼓舞の歌でもあるのかなと思います。
たとえ青春時代や自由な時間の多くを犠牲にしたとしても、後の成功のためにやるべきことを今やるんだ、と。
▼メンバーがエレベーターに乗って上を見ているコンセプトショットは示唆的。
Image: Twitter.com(@bts_bighit)
ちなみに、この DOPE という曲は『花様年華 pt.1』というアルバムに入っているのですが、
花様年華とは中国語の有名なフレーズで『人生で最も美しい瞬間』という意味。
これは、彼ら自身を表しているとも言えるし、彼らだけでなく、全ての若者に共通であるべき事なのだ、というメッセージとしても捉えられます。
MIC DROP
さて、その後の曲はしばらく聴いていなかったのですが、
BTSマイブームが再燃した要因は、『MIC Drop (Steve Aoki Remix)』。
これまた強烈なビートとダンス、そしてリリック。
次回はこの 『MIC DROP』について語っていきます!
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