iKON 『LOVE SCENARIO』の歌詞レビューです。歌を聴きながら、思いを巡らせてみましょう。
俺たちは 出会い 愛し合った
消すことのできない思い出となった
見ごたえあるメロドラマさこれも良いエンディング
これでよかったんだ 愛してた
俺たちが作ったLOVE SCENARIO(ラブ・シナリオ)
明かりが消える
別れの歌ですが、悲しさを強調する歌ではないことが分かります。
痛みを伴うけど、引きずっていれば傷が悪化する
君を愛していた 君に愛されていた 俺はもう満足さ
愛し合った関係が終わりを迎えるときというのは、人生における一つの困難であり、悲しみであることは事実。
一方で、大切な思い出も残る。
忘れたい過去もあるし、忘れてはいけない思いもある。
君からとても多くのことを学んだ 片側を埋めた
過去に置くには とても大切な人だった君がもう恋しいけれど 恋しくないようにしようと思う
一本の映画 暖かかった春として 君を記憶する
長い時間を共に過ごした相手との記憶を、いったん現在から切り離して過去に追いやるには、どうすればよいか。簡単なことじゃない。
長い映画を見終わった気分にたとえて
一つの季節が過ぎ去った気分にたとえて
過去にする。自分の中での整理。
一緒に痛みを経験した
笑ってしまうような嫉妬もした
狂おしく愛し合った
俺たちはこの程度でいい恋をした
出会った
それでいい
君を愛した
しかし…
最後まで、繰り返し自分に言い聞かせているような終わり方。
愛の終わりを受け入れるっていうのは、物理的なことじゃないから、すべてが心の中の動き。
それまで相手に心を預けていたからこそ、持ち帰ってきたあとにどこに置いておけばよいのかが分からなくなる。
自分の中で整理をつけて、起こった現実を ‘受け入れる’ ことで、人は成熟していくのでしょう。
さいごに..
メンバーのB.I. によると、この曲は映画「ラ・ラ・ランド」のラストシーンにインスピレーションを受けて作られたそうですね(Weekly Idol)。
このブログでは映画のネタバレはしませんので、未鑑賞の方は一度ご覧になってはいかがでしょうか。
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