ラ・ヴィ・アン・ローズは詩的な表現で、日本語では「ばら色の人生」と訳されますが、
フランス語の ‘La Vie en Rose’ は直訳すると「ピンクの人生(生活)」なんだそうです。本来はバラどころか花にすら関係がないんですね。
なぜ「ばら色の人生」か?
1946年のエディット・ピアフ(Édith Piaf)のヒット曲 ‘La Vie en rose‘ の邦題が「ばら色の人生」だったことから、日本でも定型句的に浸透したようです。
現代の若い人ですら、この曲を知らなかったとしても「ばら色の人生」という言い回しは知っていることでしょう。
歌詞の内容は、女性視点の甘い恋の逸話です。
愛に溢れた至福のときを表す言葉としては、「ピンク」なのか「ローズ」なのか等の細かいことは気にしなければ「ばら色の人生」でニュアンスは伝わりますね。
英語では、「バラ色のメガネをかけている」と訳されることがよくあります。
この考えは理想主義的または素朴であることで、人生は完璧であり、すべてがうまくいくという考えです。
それはまた、恋をしている状態を意味することもあり、外界は神秘的で完璧に見えます。
比喩的な翻訳としては、「魔法のレンズを通して世界を見ること」または「あなたの内なる幸せを周囲に投影すること」です。Quoraより抜粋(英語)
IZ*ONE が歌う ‘La Vie en Rose’
まあそんなわけで、IZ*ONE が歌う ‘La Vie en Rose’ はどうなのかと言うと、
特に恋愛に関するくだりは見当たりません。
“開けた心で世界を見つめてみよう” というような、広い意味で若い精神やパッションを取り戻すことを喚起させてくれるような曲だと思います。もちろんその中に恋愛も含まれるでしょう。
歌詞やMVでは、赤を基調にした世界を表現し「バラ」や「ルビー」のような「赤」に関する隠喩を含んでいます。
赤く彩られる 今 この瞬間
I’ll make it red(赤く染める)いつの間にか 私の心が真っ赤なバラのように
優雅に
新たに
この感覚はルビーよりも もっと
私が感じる きらめきのように
「ルビーよりも赤い」という事が表の意味で、
裏の意味として「ルビーよりも価値がある」「ルビーよりも輝かしい」などが込められているのかも。
ルビーは、ダイヤモンドに次ぐ硬度の、赤色が特徴的な宝石である。
7月の誕生石。石言葉は「熱情・情熱・純愛・仁愛・勇気・仁徳」など。
語源はラテン語で「赤」を意味する「ルベウス」 (rubeus) に由来する。
– Wikipedia より
I don’t wanna make it blue
(青に染めたくない)
暖色・寒色と区別されるように、温かさや情熱の赤に対して青は対して冷たさや悲しさをイメージさせる色です。
コメント