前回に続き、60位~31位までを紹介します。
- 60. “Just One Day”
- 59. “Hold Me Tight”
- 58. “Outro: Her”
- 57. “A Supplementary Story: You Never Walk Alone”
- 56. “Stigma”
- 55. “Attack on Bangtan”
- 54. “War of Hormone”
- 53. “Coffee”
- 52. “MAMA”
- 51. “Jump”
- 50. “Intro: Never Mind”
- 49. “We Are Bulletproof Pt. 2”
- 48. “Awake”
- 47. “No More Dream”
- 46. “Intro: Singularity”
- 45. “Boyz With Fun”
- 44. “Dimple”
- 43. “Lost”
- 42. “Boy In Luv”
- 41. “First Love”
- 40. “So What”
- 39. “Paradise”
- 38. “Intro: Boy Meets Evil”
- 37. “2! 3! Desejando Dias Melhores”
- 36. “Rain”
- 35. “Sea”
- 34. “Best of Me”
- 33. “Go Go”
- 32. “21st Century Girls”
- 31. “Intro: Serendipity”
60. “Just One Day”
2nd ミニアルバム『Skool Luv Affair』収録
この曲は椅子を使った振り付けがあり、メンバーは片思いの相手に対する気持ちを告白します。
ダンスをしっかりキャッチするためには、MVを見るよりもAppeal Versionバージョンの練習動画を見たほうがいいでしょう。
59. “Hold Me Tight”
3rd ミニアルバム화양연화 pt.1 (花様年華 pt.1)収録
Vが作詞・作曲したこの曲は、アルバムの中に隠された宝石のようです。
RM、Suga、J-Hopeのラップは楽曲全体の穏やかな雰囲気を支配してしまうことはなく、ボーカルラインのハーモニーが曲の良さを引き立たせています。
58. “Outro: Her”
5th ミニアルバム『LOVE YOURSELF 承“Her”』収録
『Love Yourself: Her』の終幕でラップラインはソフト・ジャズを使った実験をしています。
RMはこの曲についてビルボードに語った際、
「この曲のhookでは、愛が幸せの全てではなく、楽しみの全てでもなく、喜びの全てでもないという事を語っています。
人を愛するということは、涙があり、憎しみすらその中にあるということを知っていなければいけません。
愛とは本当に、たくさんのものを含んでいると思います。それこそこの曲で言いたかった事なんです。複雑です。」と説明しました。
※hook: 曲の中で、聞かせどころとなる部分。サビとは少し意味が異なる。
57. “A Supplementary Story: You Never Walk Alone”
スペシャルアルバム『You Never Walk Alone』収録
BTSとファン(ARMY)の関係は、特にこの曲で感じられるような、双方向の愛です。
彼らは、良いときも悪いときも、傍にいることをファンに対して再確認します。
Ayy I never walk alone
君は決して一人じゃないんだ繋いだ君の手から君のぬくもりを感じる
Ayy you never walk alone
君は決して一人じゃないんだ僕を感じてくれ 君も一人じゃないんだ
56. “Stigma”
2nd フルアルバム『WINGS』収録
Vのソロは、克服するのが難しい罪悪感を語る、痛ましい曲です。
音楽的な話をすれば、このネオ・ソウルサウンドは後の彼のソロ『Intro: Singularity』の下準備だったのかもしれません。
高音のファルセットから低いトーンまでカバーできる彼のボーカル能力は鳥肌もの。
「Are you calling me a sinner?(僕のことを罪人と呼ぶかい?)」のところは特に。
55. “Attack on Bangtan”
原題:진격의 방탄(進撃の防弾)
1st ミニアルバム『O!RUL8,2?』収録
この曲は力強いビートに乗せて「BTS、ここにあり」ということを見せつけています。
RMは 「俺たちは誰だ?」 と叫び、他のメンバーが 「進撃の防弾少年団!」と即答します。
ライブでファンのテンションが最高に上がる曲の一つです。
54. “War of Hormone”
原題:호르몬 전쟁(ホルモン戦争)
1stフルアルバム『DARK&WILD』収録
このアルバムは、以前『Danger』で聴いたハードロックとhip-hopの混合の影響を継承しています。
歌詞はちょっと照れくさい感じですが、Vの低音ボイスと唸り声が聴ける曲でもあります。
53. “Coffee”
1st ミニアルバム『O!RUL8,2?』収録
この曲は韓国のR&Bグループ Urban Zakapa の同名曲をリメイクしたものです。
女の子との関係を、様々な種類のコーヒーと比べて、最初は甘く、あとから苦味があることを表現しています。
52. “MAMA”
2nd フルアルバム『WINGS』収録
WINGSにおける他のメンバーのソロは それぞれの成長と個人的な情熱に焦点を当てているようですが、
J-Hopeの『MAMA』は 遥かに甘い裏話を語っています。
その全ては、彼の母親に対する愛についてです。
J-Hopeのダンスに対する情熱をサポートするために、彼のお母さんは家族の元を離れて働きました。
今となって、彼は、お母さんをサポートする立場に立つことができています。
51. “Jump”
2nd ミニアルバム『Skool Luv Affair』収録
このアルバムにおけるスクールボーイ・コンセプトにもとづくこの曲は、
生涯において若々しい無邪気さを忘れないことの重要性を語ります。
メンバーは子供の頃にスーパーヒーローのようになりたいと願い、楽しさや自由を感じました。
その精神を胸に、BTSはファンのために戦い、新世代のヒーローになるのです。
50. “Intro: Never Mind”
4thミニアルバム『화양연화 pt.2 (花様年華 pt.2)』収録
10代を生きてきたSugaの自叙伝です。
素晴らしいラッパー、ソングライターになることが彼がもっと若い頃の夢でした。
Sugaは、失敗に向き合い、夢のために戦い続けろと彼自身とファンを激励しています。
ぶつかりそうになったら、もっと強く踏みしめていけ
諦めるにはまだ若く、未熟なんだ
49. “We Are Bulletproof Pt. 2”
EP『2 COOL 4 SKOOL』収録
BTSの先導者コンセプトはこの曲であらわになり、
自賛的なリリックは、他のアイドルラッパーよりもBTSが勝っていることを宣言しています。
48. “Awake”
2nd フルアルバム『WINGS』収録
このジンのソロでは全ての障害を乗り越えるための決意を共有しています。
たとえ、それが不可能に見えたとしても。
恐れを感じる時にも、六輪の花をしっかりと握りしめているということも言っています。 – 他の6人を暗示しているようです
47. “No More Dream”
EP『2 COOL 4 SKOOL』収録
グループ初のシングルは、自身の情熱や夢を犠牲にしてでも勝ち組にならなければいけないと感じている10代のリスナーを開放しようと試みるものでした。
BTSはそれらの若者たちに同情しつつ、同じ経験をしながらも夢を追うことを選んだことを伝えています。
大人と親は型にはまった夢を刷り込み
将来の夢ナンバーワン…公務員?
さらにJ-Hopeが次のように加えます
地獄みたいな社会に反抗しろ
夢は特赦さ※
自分自身に聞いてみろ お前の夢の profile
抑圧されるだけの一生
お前の人生の主役になれよ
※특별 사면(特別赦免)
刑の宣告を受けた特定の犯人に対して刑の執行を免除させたり有罪宣告の効力を喪失させる措置。
管理人コメント:
「特赦」の表現は、FIREの最後にSugaが言う「ヨンソヘジュルケ(許してやるよ)」に近いものを感じます。
46. “Intro: Singularity”
3rd フルアルバム『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』収録
RMによって歌詞が書かれたこのネオ・ソウル楽曲はゆったりしたグルーヴ、メランコリックなサウンドを伴い、それらはVのかすれ声や感情豊かなボーカルを補完しています。
リリース翌日、MVはYouTubeで1,200万回を超える再生数を記録しました。
ソロ楽曲にもかかわらず、大きな成果だったと言えます。
45. “Boyz With Fun”
原題:흥탄소년단(フンタン少年団)
3rd ミニアルバム화양연화 pt.1 (花様年華 pt.1)収録
にぎやかなブラスバンドのトラックで、一曲を通してメンバーの声が跳ね回っている感じがします。
この曲は一緒に踊らずにはいられない曲です。
44. “Dimple”
原題:보조개(えくぼ)
5th ミニアルバム『Love Yourself 承 ‘Her’』 収録
一目惚れを信じますか?
誰かのえくぼをひと目見て恋に落ちる、なんてのはどうですか?
それがこのトラックのベースです。
そのえくぼは反則さ
君を ille-girlと呼ぶよ
※ illegal(イリーガル; 違法な)+girl
43. “Lost”
2nd フルアルバム『WINGS』収録
ジミン、ジン、V、ジョングクのボーカルチームによって歌われたこの曲は、
苦難や絶え間ない逆風にも耐えながら夢を追い続ける人の立場を歌っています。
たくさんの邪魔者や障害があるため、彼らは夢を達成するのに十分な情熱を持っていると自己肯定する前に、自分たちが立っている道に疑問を感じてしまうようになります。
BTSは躊躇や戦いの意思を示すことを恐れず、同じように感じている人々に安心感を与えています。
42. “Boy In Luv”
2nd ミニアルバム『Skool Luv Affair』収録
この曲は象徴的です。
ロックとHip-Hopをミックスし、グループが持つ威勢の全てをラブソングに注ぎ込みました。
ジミンの驚異的な高音、ジョングクとジンの叫び、Vの低音ボイス とボーカルラインのハイライトが見られる点で完璧な曲です。
41. “First Love”
2nd フルアルバム『WINGS』収録
ラッパー:Sugaは、幼少期にピアノを学んだことから始まった音楽との関係について感情豊かに書いたこの曲で、世界中のファンの心を奪いました。
40. “So What”
3rd フルアルバム『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』収録
高いエネルギーを秘めたこのEDM系トラックは、コンサートでファンを絶叫させるために作られたような雰囲気があります。
39. “Paradise”
3rd フルアルバム『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』収録
この曲は、喪失感を抱いているリスナーに安らぎを与えます。
歌詞は目的を見失ったような気持ちに言及していきますが、人生のあらゆる計画において、ペースを落としたり再考の時間があってもOKなのだとBTSは主張します。
リラックスしたラップとR&Bのノート(音色)を特色とするグルーヴは、アルバムの中のオアシス的な存在です。
38. “Intro: Boy Meets Evil”
2nd フルアルバム『WINGS』収録
WINGS アルバムのオープニングトラックであるだけでなく、2016年のMAMA賞でのオープニングパフォーマンスでも使われました。
ジミンとJ-Hopeがフューチャーされ、振り付けはセレモニーの中でも最も魅力的で、ジミンにおいては目隠しをしているにもかかわらず完璧なダンスを披露し、才能を感じずにはいられません。
37. “2! 3! Desejando Dias Melhores”
原題:둘!셋!(그래도 좋은 날이 더 많기를)(2!3! それでもどうか良い日がたくさんありますように)
2nd フルアルバム『WINGS』収録
この曲は涙なくして語れません。なぜなら、辛さを乗り越える曲だからです。
全てが完璧であることをファンに約束することはできないとしつつ、ファンの存在が様々な問題を忘れさせてくれるのだと語りかけてきます。
平気だよ せーの で忘れよう
悲しい記憶全部消して お互いの手を握って笑おう
*動詞+기를 = どうか~ように(願望)
36. “Rain”
1stフルアルバム『DARK&WILD』収録
hip-hopのビートを刻む優しいジャズソング。
完璧で、夢の中にいるような曲です。強い雨の中、カフェにいるような気分にさせてくれます。
35. “Sea”
5th ミニアルバム『Love Yourself 承 ‘Her’』 収録
『Love Yourself: Her』アルバムの隠しトラックであり、CDにしか収録されていない曲です。
甘く、軽快なエレキギターは、BTSにとって 彼らが絶対に成功しないと言われていた時の痛みを共有する背景を提供します。
メンバーは現在の成功に感謝の言葉をつづりますが、無視されていた感覚をいまだに思い出すのかもしれません。
34. “Best of Me”
5th ミニアルバム『Love Yourself 承 ‘Her’』 収録
The Chainsmokers とコラボしたこの曲は、二つのアーティストによる楽しいミクスチャとなっていて、サビではキャッチーな歌詞と対になったEDMスタイルが聴けます。
33. “Go Go”
原題:고민보다 Go (悩むより Go)
5th ミニアルバム『Love Yourself 承 ‘Her’』 収録
『DNA』の姉妹トラック。
特に深みがある曲ではありませんが、その必要性はありませんでした。
苦労して得たお金を全て、自分自身のために使い果たすことを勧めます。
買い物でも、素敵なディナーでも、パーティーでも。
32. “21st Century Girls”
原題:21세기 소녀(21世紀少女)
2nd フルアルバム『WINGS』収録
BTSのファンは、K-popではめったに取り上げられないトピックとして、この曲をフェミニストのアンセムと捉えています。
彼女自身を愛し、自分の価値を信じることを促します。
21世紀少女たちよ
言ってやれ 自分は強いのだと
言ってやれ 自分は十分なのだと
31. “Intro: Serendipity”
5th ミニアルバム『Love Yourself 承 ‘Her’』 収録
アルバムのイントロであるこの曲は、ジミンのソロ。
アルバムリリース前にファンの興奮を高めるためにティザーとして公開されました。
美しい背景音がジミンの柔らかく感情豊かなボーカルを見事に補完しています。
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