BTS『血、汗、涙』について、メンバーが語ること

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※音はありません

日本語Ver.の歌詞を見てみると、
<捧げる> <すべて君のもの> <Kiss me> など、異性に対する献身、愛などがイメージされるのですが、
実際はそういった表面的なイメージのままの歌ではないようです。

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피 땀 눈물(血 汗 涙)という表現

<BTS Wings Concept Book> では、RMが以下のように語っています。
情報源(英語)

RM:

血、汗、涙というタイトルを最初に聞いた時、メンバーたちは困惑したようです。

一日ほど考えて僕は「良いんじゃないか」と感じたのですが、Suga兄さんは最初反対していました(笑)。

Suga:

初めてタイトルを聴いたときの話ですが、ちょっと気持ち悪いと思ってしまいました(笑)
※Entertainment Weekly の映像インタビューより

Q. どのあたりが、「良い」と思ったのですか?

RM:

これは韓国語の口語表現としては一般的ではありません。
僕たちは普通、「流血と汗」とか、「流血と涙」などの言い方をします。
僕はAce Hoodというラッパーが好きなのですが、彼は「Blood, Sweat & Tears」というタイトルのアルバムを出しています。
これは英語では一般的な表現なのですが、僕たちがこのフレーズを韓国語に替えて表現することができるのではないかと考えました。
このタイトルを聞いて、最初は不快な感じがあったのですが…一日考えました。
人によっては、セクシーとか、汚いとか、印象は違うでしょう。
汚いとかではないという結論に至ったので、成功ですね。

Q. <WINGS>のコンセプトが、デミアンに基づいているのだと聞いた時、どう思いましたか?

※ヘルマン・ヘッセ著 小説「デミアン」

RM:

僕は若い時期にデミアンを読んだことがありますが、何も理解せずに読んでいたようです。
いい本だね、なんて(笑)
唯一覚えているのは、興味深く、難しい印象でしたが、WINGSのコンセプトがデミアンであるということを知ってから再び読み始めました。

パンPDの話を聞いて、僕はデミアンが古典成人小説であるワケを理解するようになりました。
デミアンに散りばめられている要素は、僕たちがやりたいこと、そして<花様年華 Pt.2>で描かれている内容に合致しています。

“血、汗、涙” を収録した <WINGS> のアルバムは、古典と神話の助けを借りて、次のフェーズに進んでいくBTSの成長を概念化した作品といえます。

特定の状況を説明するのではなく、成長するために苦しみを経なければならないという決意から、誘惑、退廃、成長の概念を表現する雰囲気をも作り出しました。

誘惑、葛藤、選択、成長

「血、汗、涙」が表現する内容として、RM と Suga は以下のようにコメントしています。
情報源(英語)

RM:

誘惑に抗うのが難しくなるほど、人はそれについてもっと考えるようになり、動揺します。
その不確実性は、成長の過程の一部です。
「血、汗、涙」は、人はどのように考え、選択し、成長するかを表している歌です。

Suga:

この歌は、たとえ人生の中で誘惑に直面しても、自らの翼を使ってどこまででも行こう、という楽観的な決意を伝えています。

また、J-HOPE は Entertainment Weekly の映像インタビューでは以下のようにも答えている。

J-HOPE

この曲は、人が、如何にして誰か(何か)のために全てを捧げられるのか、ということを表しています。

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楽曲製作、パフォーマンス

<BTS Wings Concept Book> で語られている内容より。

JIMIN インタビュー:

Q. 「血、汗、涙」のオープニングを担当することは、きっとプレッシャーだったでしょう?

僕はレコーディング段階から神経質になっていました。
パンPDは「大丈夫だ、ちゃんとできてる」と言いましたが、曲の出だしを印象づけるのが僕なので、やはり負担に感じてしまいましたね。
そのため、「何とかして、やってのけなければ」とよく考えていました。

曲をもらって、どう歌えばいいか考え、スタジオではPDが様々な指導をくださったおかげで
だんだんと良い方向に向いていきました。
PDは何度か、「セクシーに歌うように」と言っていたので、軽く、繊細な声色で歌を表現するようにしました。

Suga インタビュー:

Q. 「血、汗、涙」ではどのような仕事を?

最初にPdogg兄さんがビートを作ってくれたと聞いていますが、とても良かったですね。
僕が会社のスタッフに感謝しているのは、常にPdogg兄さんやパンPDへの支援をも惜しまないことですね。

Pdogg兄さんはトラックの半分を作って、もう半分は僕たちに委ねました。
なので僕たちは不要なプレッシャーがない状態で、作業を始めることができました。

ほとんど自然体で作業を進められたように思います。
普段は仕事中にかなりストレスを感じる方ですが、今回はゲームをしながら曲を書いていきましたね。
ほとんど無意識のうちに、アウトラインを書き上げることができました。

J-HOPE インタビュー:

この曲では多くのパートがあるので、プレッシャーは大きかったですね。
「もしこれらのパートをうまくやってのければ、ファンや大衆に感動を届けることができるのだろうか?」そう考えていました。
この曲はセクシーさや、退廃的なイメージを必要とする曲で、
僕はもともとそういったキャラクターではないと思っていたので、心配もありました。

Q. どうやって解決を?

セクシーに見えるために誇張した表現をするのは違うと思いました。
そういう風にすると、後からモニターで見たときに違和感があったんです。
普段の僕の姿に、ほんの少しのエッセンスを加えるだけでした。
ファンの反応をチェックしながら、研究しましたね。

退廃的(デカダンス)
背徳的、虚無的とも言いかえられる抽象的なイメージで、
人に関して言う場合、倦怠、病的な印象。
明るい、洗練された印象との対比。
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