K-POPで見る“ムンバートン”というジャンル

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もはや、最近のK-MUSICはチャートを見ても分かる通り ‘K-POP’と一括りにできなくなってきていて、世界の音楽市場でトレンドとなっているものを意欲的に取り入れ、世に送り出しています。

BTS や BLACKPINK など新進気鋭のアーティストの音楽を「K-POP」というジャンルとして一辺倒に捉えずに、一体どんな音楽的エッセンスを持つのか?どんなトレンドに基づいて作られているのか?で考えてみよう!というのが今回の狙いです。

※BTSはもはやBTSというジャンルだ、といった異議も同意できますが、今回の狙いとは異なりますのでご了承ください😅

実際に音を聴いて楽しんでもらいたいので、イヤホン・ヘッドホン推奨です。

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ムンバートンってどんな音楽?

ハウス と レゲトン(Reggaeton)を融合した音楽スタイル。

*ムーンバートンと表記されることの方が多そうですが、’moombahton’ なので、「ムーン」ではなく「ムン」の方が発音的に近いと判断しました。

ハウスはドライブ・ミュージックとして活用している人も多いと思います。
レゲトンはプエルトリコ発祥の、hip-hop、ラテン、カリビアン、トロピカルの融合ジャンル。
ソース: en.wikipedia.org

ラテン・ダンスのサウンドとシンコペーションのリズムが基調となっていて、シンセなどの電子音が重なってくるとムンバートンな雰囲気です。

シンコペーションとは、単調な「タン、タン、タン、タン」の4分打ちではなく、
「ターンタ タンタン、ターンタ タンタン」とか「タン、タン、ターンタ、ッタン」などのように
‘拍’ をずらしてリズミカルにする演奏技法のことです。

その他、チキチキするハイハットや軽めなドラムス連打などが効果的に入ってくることもよくあります。

ロックやジャズにも色々あるように、細かな定義が決まっているわけではないみたいですね。

 

レゲトンの例:

↓BTSだと、この曲かな。
電子音などで厚みは持たせずに、比較的シンプルなラテン・ポップスな仕上がりとしていますね。

最近のK-POPでの例

BTS –  피 땀 눈물 (Blood Sweat & Tears; 血、汗、涙)

早期にムンバートンの要素をK-popに取り入れた例です。新鮮な音楽でヒットを狙っていくという点では、鋭い嗅覚です。
サビの、「ウォネ マニ マニ」のパートが特に象徴的。
タータッタータータタータターという耳に残るシンセは、シンコペーションのリズムで刻まれています。

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BTS – Go Go (고민보다 Go; 悩むよりGo)

これはムンバートンというよりはレゲトンっぽい。

⬇ Go Go は、Ed Sheeranの『Shape of You』と近いテイストを持っていますよね。

 

BLACKPINK – ‘휘파람'(WHISTLE; 口笛)

比較的メロウな感じですが、ナチュラルというか、穏やかに楽しむことができるアレンジです。

BLACKPINK – ‘Forever Young’

これはムンバートンの典型例と言っても良いくらいドンピシャなサウンドだと思います。
『DDU-DU DDU-DU』の方はリリース会見でも言われていた通りhip-hopに近いですね。

BLACKPINKは本当に、ルックスやパフォーマンスが良いだけでなく扱う音楽も最先端です。

GOT7 “Never Ever”

ムンバとはちょっと違うかと思いますが、流行りのエッセンスを間違いなく取り込んでいますね。

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