BTS『Make It Right』-「砂漠」と「海」と「君」

K-POP
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アルバム「MAP OF THE SOUL:PERSONA」に収録された楽曲ですが、新たな解釈でリメイクされた『Make It Right (feat. Lauv)』もリリースされています。

Make It Right (feat. Lauv)

序盤部分(原曲)の意訳から。

僕が僕に気づいた瞬間
去らねばならなかった
見つけなければならなかった
毎日 毎晩

砂漠と海を超えて
この広大な世界で
僕はさまよった

もっと上手くやれただろう
君を留めておけただろう
この長い道のりで
君は光だ

招かれなかった
迎えられなかった
ただ一人 僕を見つけてくれた人

終りが見えない 永遠に深まっていく夜
僕に朝をもたらしたのは君なんだ
今ならその手を取ってもいいだろうか?

続いて、feat. Lauv バージョンの序盤の意訳。

迷子になったように、答えを探そうとした
目の前に映る狭い世界で
おかしくなっていった
毎日、毎晩のように
君は唯一 僕を分かってくれた
そして僕のすべてだった
君には話さなきゃね

もっとうまくやれたはず
もっとしっかり君を留めておけたはず
君は光だ
君を失いかけてた
忘れられないよ
僕が生きてこれたのは君のおかげだから

僕が涙を流す時 いつも側にいてくれたね
僕も君の側にいたかったけど、いつからか心を失ってた
めちゃくちゃにしてしまったけど、約束する
やり直せるさ

原曲の冒頭「僕が僕に気づいた」とか、「君」が誰なのかが意味深ですが、解釈次第ではまさにそこが最重要なので後で話します。

砂漠」と「」の対比は、

2017年『Love Yourself: her』の『Sea』という隠しトラックでも使われています。

また、以前にはアルバム『2 Cool 4 Skool』の隠しトラック『Skit: On The Start Line』でも関連するストーリーが語られている事を記事にしました。

『Sea』では、

海=希望

砂漠=絶望 に例えつつ、

「希望あるところには必ず試練があるもの」とし、

「海も砂漠も世界もすべて同じもの」であるということを伝えています。

BTS 海

希望と絶望は繰り返すものだから、とも解釈できますし、希望と絶望は表裏一体とも考えることができます。

make it right の意味ですが、

やり直す」が最もしっくり来るのではないかと思います。「もとに戻る」でもよさそう。

この歌は、恋物語を歌った歌とも取れますし、ファンへのラブレターとも取れますが、もう一つ個人的に重要な発想を得ました

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君とは誰か、やり直すとは何か

ここからは、かなり個人的な解釈になります。

覚えているでしょうか?

ジンのソロ曲『Epiphany』のMVの最後で以下のメッセージが示されていましたね。

自分自身を探す旅の終わりに辿り着いたのは 元の場所
結局、探し出さなければならないのは全ての始まりであり
道しるべであった魂の地図
誰にでもあるが 誰も探す事が出来ないもの
それを僕は 今から探してみようと思う

Make It Right の歌い出しで、立ち去り、探す必要があったのは、紛れもなく自分自身のこと。

一度いまの自分から離れてみて、自身の内面を見つめ直してみるということ。

そして、

すべては君に戻るために

いま君という地図を広げてみようか

という部分の「君」「地図」も、まさに自分自身のこと。

歌詞には他にも「君」という言葉が出てきますが、すべて自分自身の中で起きている内面的なやり取りと解釈できます。

一つの対比としては、ペルソナ(仮面)としての自分と、内面にいる自分。二人の距離、乖離が大きくなるほど自分が自分でなくなっていってしまいます。

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make it right 「=やり直す」については、

『LOVE YOURSELF Highlight Reel ‘起承轉結’』のビデオでのナレーションが連想されます。

もし時間を戻せるなら、どこまで戻せばいい?
戻った場所で、すべての過ちや不運は無かったことにできる?
確かに幸せでいられる?

また、以下のコンセプトアートに記述されたメッセージも。

もし時間を元に戻すことができたら、世界で最高の人でありたい

先程も言ったとおり、歌詞の流れは全体的に、恋人や親友との関係をやり直すという風にも捉えられますが、アルバムのコンセプトも加味して考えてみると、もっと直感的な、自分自身の中で起きている変化を詩的・抽象的に表現しているものと考えることができそうです。

君のいない海なんて結局、砂漠のようなものなんだよ

Make It Right (feat. Lauv)

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