RM が VLiveで語っている、各曲の魅力を簡単にまとめます。
部分的に、別の映像で語られている内容もプラスしています。
全文ではなく部分的にピックアップして意訳しています。
(ほぼ全編引用になるため、引用符は省略しています)
Answer というアルバム
このアルバムで、ついに答えに達しました。
正解ではなく、答えです。
答えはいくつもあるかもしれないし、間違いかもしれない。
それでも僕たちなりに下した答えです。
今作はリパッケージアルバムですが、リパッケージということにはあまり意味がないと思っています。
なぜなら僕たちはアルバムごとに新しい曲を7曲以上入れるので。一つの新しいアルバムだと思ってもらえればいいと思います。
『I’m Fine』は『FAKE LOVE』よりも前から構想が始まっていました。
Euphoria
ジョングクがとても愛情をこめて作業した曲。
遥か彼方で海が聞こえる
という歌詞があります。
『海がきこえる』というロマンチックなアニメがありますが、
そのアニメと情緒がよく合うので、心象風景として表現を真似ました。
初めて聴いたときは、歌もよいし曲も良いけど面白みがなく…。
ジョングクに、本当に心を曲の中に入れて、川とか、草原でサイダーのCMを撮るみたいに歌ってみろと要求しました。
◆ジョングク コメント
この曲は、音源よりも映像が先に公開されましたね。
恋に落ちる直前の感情をよく表した曲だと思います。
アルバムの最初に入ることになったので、レコーディングもの修正もたくさん行って、頑張りました。
Trivia 起 : Just Dance
ラップラインが改めて起承転結をしてみようというアイディアによって生まれました。
これまでのアルバムの総括としての「結」を再現してみようと思って
ホソクが Euphoria を担当して、僕がDNA、ユンギ兄さんが FAKE LOVE を担当しています。
Just Danceは本当にホソクのための曲です。
彼はラップ、ダンス、歌と万能です。そういったものを結合したときに出てくる彼のエネルギーとムーブがものすごい曲です。
愛の始まり。
愛との出会い。
◆J-hopeコメント
恋に落ちる過程をダンスになぞらえて表現してみました。
Serendipity (Full Length Edition)
full length、つまりフルバージョンです。
この歌は世に出てから結構経っていますね。
フルバージョンの歌詞を書きながらずっと聴いていたのですが、サビで盛り上がるわけではなく、派手でもないので、飽きません。
尖りが無いから飽きないわけではありません。
目立つところがないから、単調ということで通り過ぎてしまうかもしれませんが、この歌はとにかく飽きない。
宝石のようなトラックじゃないかと思います。
愛の深化。
愛の発達。
ぱっと、花が咲いたときのような情景を示している曲です。
◆ジミン インタビュー
歌詞や曲の雰囲気がとても初々しいです。
これといった紹介は無いと思いますが、わくわくしたり、考え事が多い日に聴いてくだされば良いんじゃないかと思います。
Trivia 承 : Love
DNAを引き継ぐ役割をしています。起承転結の「承」です。
ラップラインが改めて起承転結をやってみることになった、ということを話しましたね。
最初は、僕が「転」をやると言っていました。
「Seesaw」の役割は元々僕がやる予定で、候補も二つありました。
一つは「古びた未来」。
確か、展示会か何かででそういったタイトルのものを見て。
「古びた未来」って逆説的ですよね。未来は古くはならないので。
もし僕が「転」をやっていたとすると…
愛が繰り返されながら、結局同じ瞬間に遭うじゃないですか。
そこで、僕たちは結局、他人でしかないんだと、
愛した人は他人でしかないんだと気づくことになります。
そして、始まり(起)に戻り、承、転、結にまたたどり着きます。また、別れが来るんです。
“君に出会ったときから、すでに未来は見えていた” と。
そう知るわけです。
僕たちがお互いに違うということを感じて、この愛が偽りの愛だと感じているこの瞬間が「古びた未来」というわけです。
で、僕が結局「転」をやらないことになったのは、飽きたんです。
「なぜ僕が暗い話をやるのか?」
「また、『Reflection』 みたいなことをやるのか?」
もっと共感できてテンションが上がるものをつくりたくなったんです。
それで、元々「転」のために用意したトラックを思い切って使わないことにして、
「承」について僕が書き直すことにしました。
この『Love』 はツアーのための歌です。
コンサートのための歌で、みんなで歌えるように作った歌で。
僕がまだ忘れられないのが、2012年のエミネムの公演で、その時ほぼ半分以上僕が知っている歌を最初から最後まで一緒に歌いながら…。
その思い出がいまだに衝撃的で、本当に良かったんです。
この歌がコンサートで流れたら、みんな一緒に歌ってください。
そうしてくれると信じています。
アメリカでも、日本でも、ヨーロッパでも、僕と一緒に歌う歌です。
サラン、サラン、サラン、 Live & love、Live & love
Trivia 轉 : Seesaw
最初これを聴いたとき、シュガ兄さんをからかいました。
なぜなら、長く一緒に暮らしてきて、あの兄さんが普通に歌うの?という感じで、耐えられなかったからです。
多分、兄さんもそうだったと思います。僕が歌っているのを聴いたら耐えられないはず。
最初はからかったんですが、家に帰ると僕も真似して歌っていました。
曲はかっこよくて、本当にシュガさんの直感的でストレートな歌詞。
◆Suga インタビュー
これまで隠してきた、ミン・シュガの姿を公開しました。
歌が公開された時、多くの方が「あれ、歌上手くない?」
コンサートしてみれば、「あれ、ダンス上手くない?」
(そこまで!)
音源チャートで1位になることを考えながら書いた大衆的な曲です。
Epiphany
一緒に手を振りましょう!
この歌本当に良い。何だよこれ。
僕が唯一、全く参加してない曲。
ジン兄さんは作曲への欲がとてもあるので、自分が歌うことになった時から、メロディーを一生懸命書いて、多分、アルバムの最終調整の数日前までジンさんの曲の作業が続いていました。
この曲は、1曲目だから特別なのではなく、唯一「結」を表現している歌です。
どういうことかと言うと、
「起」を二人が表現して、「承」を二人が表現して、「転」を二人が表現してるんですが、
「結」 はただ一人、ジンさんが表現しています。
「花様年華」から繋がってきた世界観で、いつも僕たちを見守っていた人もジンさんであり、今回もその雰囲気が引き継がれました。
本当に真理をついているような歌です。
“少し足りなくても、とても美しいんだ”
“このままの僕が、僕だから”
そんな歌。
認めることは本当に難しいですよね。
鏡を見たり、自分が望むこと、努力した勉強、夢。
劣等感を感じる時、足りないと思った時、全然見えない気がする時、
自分自身から目を背けるときが多いです。
今やっていることを否定せず、そのまま認めてくれる歌、それが「Epiphany」だと思います。
(制作について)これはパンPDが最初から最後まで書いた曲ですが、こういうのが完璧なんだと思うときがあります。
普通、タイトル曲とかって色んな人が参加して、このパートは誰が書いて、サビは誰が書いて、とか…
そんな風にして、結果的に独特でユニークなものが出来上がる時もあるけど、一人で全て作り上げた曲というのは、それはそれで独特な魅力を持っています。
このアルバムで唯一の「結」のトラックと言ってよいでしょう。
コンサートで唯一、拍手が起きたトラック。
I’m Fine
Save MEの歌詞をそのままひっくり返すとI’m Fineになります。
Love Mazeで一緒に仕事をしたAutumn Vacation の バビさん、そしてユン・ギタさん、僕で3等分して作った曲です
冷たい僕の心臓は 君の呼び方を忘れたけど
寂しくない 大丈夫
真っ暗な夜 闇は眠った夢を揺さぶるけど
怖くない 大丈夫
防弾少年団の歌は ブリッジとアウトロをよく聴かないといけません。
君にも見えるだろうか この寂しげな月明かりが
君にも聞こえるのだろうか この微かなこだまが
一人でも叫ぶ 繰り返すこの悪夢に呪文をかけるんだ
この悪夢は繰り返されるんです。
『2! 3!』も同様のことを歌っていますが
生きながら悲しさを感じることは避けられません。痛みもそう。
それでも、「大丈夫だ」と叫んでみるということです。
平気だよ せーの で忘れよう
悲しい記憶全部消して お互いの手を握って笑おう
– 『2! 3! それでもどうか良い日がたくさんありますように』 より
実は 『LOVE』 についても、
すごく幸せで運命のような愛ですが、正直君がいなくなりそうで怖い、という話なんです。この瞬間が永遠なら良いのに、と。
I’m Fine も内柔外剛のような歌だと思ってくれれば良いと思います
IDOL
このタイトルは攻撃的だと思いませんか?
正直、「血、汗、涙」の時よりも心配しました。
タイトルが「IDOL」ってあり得えるか?って。でも、これ以外のものにはできなかったんです。
曲中に ”얼쑤(オルス)”という言葉を入れたのは本当に偶然です。
(サビの掛け声について)たくさんの候補をPDに送り、その中にネタとしてこれを足しておいたんですが、なぜか頭の中に残るんです。
PDも同意見だったようで「これ、いいんじゃないか?」となりました。
歌詞については、本当に言いたいことを言っています。
“俺はいつも俺だ”
ただそれだけなのに、なんで多くの説明が必要なんでしょうか?
そんな世の中は悲しい。
とにかく自分を愛するために僕もこういう歌を歌うし、どんな姿であれば、俺は俺なんだと言いたい。
自分の人生は、自分が最善を尽くして、一生懸命生きます。そうすれば、社会全体の利益が増えますよね?
(サビの掛け声について)ジョタ!ってみんなが叫んでくれるとき、これほど元気になれることはありません。
Answer : Love Myself
ラップライン3名ともラップを書くのが本当に難しかった。
この歌で僕が監修したのは歌詞の何文字かと、発音だけ。
歌詞の大部分はバビさんが書いてくださいました。
僕の失敗でできた傷跡まで 全部僕の星座なのに
僕の息 僕が歩んできた道 その全てで答えよう
あの数千のまばゆい矢の的は僕一人
ボーカルメンバーの成長がよく見られる曲だと思います。
自分がいったい何のために生きてきたのか、自分を疑う時ってあるじゃないですか。
昨日、なにかちょっと間違いをしたとして、それは自分です。
今日のちょっと足りない自分も自分で、
明日もっとかっこよくなる自分が、やはり自分なんです。
自分の状況についてこのように気づける時、自分が偉大な存在にないっていくのだと思います。
僕たちは面倒くさく、怠惰で、大変で、難しいけど、
少しずつ自分を削っていって、かっこいい彫刻を掘るのが人生であると思うし
この歌はとても素晴らしい道しるべだと思っています。
「誰かが自分になにかをしてくれてこそ、自分を愛せる」
こんなに悲しいことはありません。
でも、多くの人々が迷っている部分だと思います。
多くの人は恋愛でその答えを出そうとして、彼氏、彼女もしくは恋人が自分を褒めてこそ自分を好きになってくれて、愛してると言ってくれてこそ自分が生きていく価値があるように感じて。
恋愛じゃなくても、何か自分のしたことに反応をもらってこそ、称賛されてこそ上手く言った気になって。
アルバムを通して最後のピリオドをつけてくれた『Answer:Love Yourself』というこの曲が、正解ではないかもしれないけど、一つの答えです。
さいごに
防弾少年団のアルバムの何が特別なんだって聞かれたら、
いろんな話がでてきますが、
何も語らないような適当なトラックが一つもありません。
お金を払って買ってくれたことを後悔してほしくないので
これからもそうしますし、もっとそうします。
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